はじめに
「セミナー参加者の心を掴む話し方をどうしたら身に付けられますか?」って質問されました。リアルでもzoomでも顧客獲得しようと思えば、このプレゼンのスキルは重要です。
ですが、まずは安心してください。プレゼンの技術って言っても、アナウンサーや講演家になるわけじゃありませんから、「立て板に水のように」、「感動して泣けました」、みたいなことできなくていいんです。それができなくてもお客さんを獲得できますから。
だって、実際、僕の「話し方」は決してアナウンサーや感動させる講演家って感じじゃないですからね。僕は舌ったらずで、カツゼツも悪く、さらにセミナー中は早口で、カミまくります。だから塾生には「カミカミ王子」って茶化されます。
しかも、育ちが品川の下町だったから、江戸弁で「ひ」と「し」の区別がつかなくなるんですよ。本当にシドイ(酷い)です(-_-;)。でも、ちゃんとお客さんは獲得できてますから、大丈夫なんです。
話し方が上手い人になる練習方法
では、セミナーで参加者を掴めるような上手は話し方を身に付けるためには、どんな練習方法がいいのでしょうか。結論的には、【 練習と場数で身についてくるもの 】です。
ただし、いきなり場数を踏むことはできませんから、セミナー初心者にできることは、本番までに練習あるのみです。
この練習で大切なポイントは2つです。
参加者役と一緒に練習する
1つは、【 参加者役と一緒に練習するってこと 】ですね。
一人で話す練習をするのではなく、必ず人前で参加者役と質問のやり取りをしながら、時間配分も決めて体に覚えこませましょう。
一人で練習している時には時間通りに話せても、いざ人前で話してみると、口調が早口になって、時間が余ってしまったり、逆に、余計な言葉が多くなり時間が足りなくなってしまうことがあるからです。
それに何よりも、一人だけで練習しても、セミナー本番でいざ人前に立つと、やっぱり緊張してしまったり、あがったりしてしまうんですね。
だから本番での緊張を和らげるには、結局、【 人前で話すことに慣れておくことが一番 】なんですよ。
ビデオ撮影する
2つめは、【 ビデオ撮影する 】ってことです。
人は「無くて七癖」と言われるように、自分では気づかない癖が多くあるものです。緊張したりあがったりすると、その癖が顕著に現れることがあります。癖はあなたの個性になりますから、全部修正する必要はありませんが、ただし、聞いていて聞き苦しい話し方や、見ていて格好の悪い動作は、やはりプロらしく思ってもらうためにも、気にして直したほうがいいかもしれません。
「え~」とか、「あの~」とか、話し始めるときに必ず入ってしまう人や、話しながら体か揺れていたり、表情が暗かったりする人は多いですからね。
ビデオで撮影して、
・自分の表情、
・ジェスチャー、
・動作、
・口癖、
・参加者とのやり取りの様子、
・話のスピード、
・話の分かりやすさなど
をチェックするわけです。
参加者の視点で、あなたのセミナーを客観的に見て、自己満足のセミナーで終わることのないような練習をしておきましょう。
最後に超重要なこと
これは、講師役が初心者であればあるほど、強調しておきたいことです。
つい、悪いところを直してあげたくなりますけど、初めはまずはそこをグッと抑えてくださいね。これ、上手は講師役を育成するのに重要なポイントです(^.^)。悪いところを指摘してあげるのは簡単なんですけど、その結果、自信を無くしたり、伝える内容に迷いが出たりで、実践するスピードが落ちる場合がよくあるんです。そんなことしたら、結局、いつまで経っても上達しないんですね。
練習を見て、アドバイスしてあげる人の心得は、9割は褒めるところを探してあげるってことですよ。これが相手の実践する力を加速させますからね。できない所は片目をつぶってあげて、いい所を伸ばしてあげるつもりで関わりましょう。そうやって実践する回数を増やしてあげる。それが結局は上達への近道なんです。
だって、僕もいまだにカツゼツは悪く、カミまくります(^_^;)。でも、それ以上にいい所を伸ばしてきたわけですよ。それでちゃんとお客さん獲得できてますから。
ということで、是非、練習してセミナーを初めてみましょう。